「次の時代を先に生きる」 タイトルに惹かれた
同年代の、ダウンシフター
高坂勝さんの著作を読んで、随分と感銘を受けた。
直接、ミニマリストと謳っているわけではないけど、
共感するところが実に多くて。
おそらくは、同年代ということも大きいかと。
(高坂さんは1970年のお生まれ。恐らく同級生。)
歩んできた時代がほとんど同じで、
そういった意味では、時代の空気感とでも言おうか、
そんな雰囲気の中で、同じような教育を受けて、生きてきた。
社会に出て、同じように心労に苛まれるところまで、似ているので
勝手に親近感を抱いてしまった。(笑)
「次の時代を、先に生きる」
「減速して自由に生きる」
また、著作のタイトルが秀逸で。(笑)
ワタシ自身、過労がたたって、休職にまで追い込まれた経験があって、
まさに“今“の時代にはついていけず、“減速“しないとやばかったので。
ただ、そもそも、ダウンシフトとは何か?
ダウンシフト(downshift)」を直訳すると、より低く(=down)、切り替える(=shift)という意味で、車のギアを1段下げて減速することになぞらえて、「生活のペースを落とす」ことを指している。具体的には、働き詰めの毎日から思い切ってギアを落とし、自分の好きなことに費やす時間を作り、ゆったりとした無理のない生活を送るライフスタイルを指す、アメリカ発祥の概念とのこと。
ワタシの場合、そのための手段がミニマリズムであったということで
当時、高坂さんを知れたことは、実に大きかったのだと改めて思う。
ダウンシフトというより、身の丈に帰すという感じ?
農業をするとか、自給自足のオフグリットとかいうと、
テクノロジーの否定のニュアンス、あるいは懐古主義の印象を持つけど、
そんな単純な話だけではないように思う。
(ダウンという言葉の響きのせいかも知れないが)
日本の歴史とかを見ると、ついつい行き過ぎるというか、
「破滅に近い膨張」のような印象を持つ。
明治維新からの富国強兵、そしてあの戦争。
そして、戦争に負けてボロボロになった後、
奇跡と言われた高度経済成長、そしてバブル崩壊。。。
失われた30年は、かつては失われた10年であった。(はず)
失われたまま、さらに20年が追加されて、
先がイマイチ見えない中、40年くらい失われるのではないか?(汗)
別に、江戸時代の日本が良かったとは言わないが、
日本人の遺伝子や国土や体質などの、日本の条件のようなものがあって、
それにはそれに相応しい、「身の丈」のようなものがあるのではないか?
欧米の基準が全てではないし、グローバルスタンダードも大切だが、
日本ならではの個別の事情というものが、全く無いのもおかしな話で。
SNSやテクノロジーの便利さはしっかり享受しつつ、
日本人の身の丈に応じた生活というか暮らし方というか。
それは今と比べると“ダウン“なのかも知れないが、
ネガティブなものではなく、またネガティブである必要もない。
高坂さんを見ていると、そんなことにまで思いを馳せてしまうのである。
実はワタシもgreenz peopleに入会
自身、高坂さんほどまで振り切れるかは自信はないが、
繰り返すが、共感するところは多いので、
久々に、高坂さんのサイトを訪れるにあたって検索をかけたところ
greenzの以下の記事が目についた。
https://greenz.jp/2023/04/07/smile-moonset_2023/
田舎暮らし、多拠点生活。
実はワタシ自身、バケツリストにも掲げている生き方で。
というわけで、ワタシもgreenz peopleになってしまいました。(笑)
今までの過去は過去として、もちろん全否定する気はサラサラ無い。
かといって、オフグリットというのか、そこまで振り切る自信も無い。(汗)
ワタシにはワタシの、ちょうど良い落とし所というものがあるので。
ミニマリズムという手段を用いて、10年掛で「今」に至った。
ブログの副題にもあるように。
というわけで、ボチボチ行きます。(笑)
