ワタシの最寄駅である、阪和線の鳳駅は何気に便利でして、
快速電車の類が、大概は止まってくれます。
また、大阪駅まで直通で行く電車もありますので、
最近までは、スピード化と考えて、満員の人に押されながらの通勤時間でした。
ある日のこと、大事なお客様にお渡しする手土産を会社帰りに買いまして、
翌日に持参する必要があったのですが、
潰してしまったりしてはシャレにならないということで、
少し電車をズラして、別の快速電車を使うことにしました。
天王寺の駅で乗り換えする必要があるのがちょっとっていうのもあり、
まぁ、今日だけのことやし、いいかな？とは思っていたのですが、
何と、その電車は、鳳駅が始発でして。
実は、余裕で座ることが出来るんです。
また、乗り換えといっても、ホームからホームまではさほど離れておらず、
これまた各駅停車になりますが、しょっ中ではないですが、座れるんです。
まぁ、直通快速といっても、天王寺からは、結局は各停になりますので、
これまでと変わることはありませんので。
何でしょうね？今まで損していたような、この気持ち。
（損ってのも変何ですがね。）
これに乗ると、鳳を出る電車が3分遅れなりまして、
乗り換えの回数が一回増えることになりますので、
会社に着く時間が10分くらい遅くなるのですが、
それで、遅刻するわけではないですので、ね。
急ぐことと、乗り換えを回避したいことだけに目を奪われてしまっていて、
こんな具合のいい電車、というか通勤手段があったとは、つゆ知らず。
見ているようで、見えていないもの。
案外、多いんでしょうね、きっと。
気ぜわしさもありますが、それでも心には、いつも余白が欲しいものです。
