青春の味で、孤独のグルメ?「もっこすラーメン」をわざわざ食べに、逆方向の電車に乗って、行ってきました。
インターネットを閲覧している時に、
一体、何を見ていたのかは覚えていませんが、
「もっこす」というフレーズに、妙な懐かしさを覚えました。
学生時代を神戸で過ごしたワタシにとっては、
神戸のラーメンと言えば、「もっこすラーメン」なんですね。
日常会話の中で、あまりなじみのない、”もっこす”というフレーズの響きが、
ワタシの中では、どこか奇妙でありながら、インパクトがあったと言いますか。
もっこすを食しに行くかな?とふと思い立ち、一番最寄りとなる西宮店に行くことにしました。
勤務地である、塚本の駅から、帰宅するには逆方向の電車に、あえて乗り込む形で、
学生当時にはまだ無かった、さくら夙川駅で初めて降り立ちました。
国道2号線を、大阪方向に戻る形になるのですが、
看板の「も」の文字が見えた時には、思わず笑いがこみ上げてきました。
店に入りますと、おじさんが一人だけ客としていまして、
店主に、チャーシューメンとライスをオーダーし、しばし浸っておりました。
チャーシューたっぷりのラーメンと、茶碗に入った小さなライスが供され、
取り放題のたくあんを熱々のご飯にのせまして、麺をすすり、
そして、ご飯を口中に放り込む所作を繰り返ししまして、
あっという間の完食!でしたね。
そう、ラーメンなんて、時間をかけて食うもんではないですからね。
(あくまで持論です。)
西宮店はお初でしたので、特別な郷愁はありません。
学生時代は、どこのお店で食べたのかも思い出せないままですが、
味はなんとなく、やはり懐かしさを感じさせてくれるものでした。
お店で腰を据えるでもなく、食べ終わった後の一杯のお水で口中を爽やかにして、
(ラーメン後の一杯のお水も、料理の一部というのにいたく共感!)
会計を済ませて、とっとと店を後にしました。
寒さは和らいではいますが、食後のポカポカ感は、やはりいいもんです。
帰りは、阪神電車で帰ろうと思い立ち、阪神の西宮駅に向かいました。
梅田までは、のんびりと各停で帰ることにしました。
阪神電車って、距離の割には駅が多いので、この無駄に刻む感じを味わいつつ、帰路につきました。
定食屋の大戸屋で晩御飯を食べることが多いのですが、週に一度ぐらいはグルメ散策することにしています。
いろんなお店を新規開拓したいと思う一方で、懐かしさを味わうお店に行くというのも、
またこれ、グルメの楽しみ方と言えるのではないでしょうか?
ワタシが、ドラマ「孤独のグルメ」に惹かれるのは、こうした食スタイルに起因していることもありますね。
さて、来週のグルメ散策は、何を食おうか?
気分は、すっかり「五郎さん」です。