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(11/100)「スマートサイジング」を再読。愛すべきは「LIFE」であると知る

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# Intro
2020年の、100のチェックリストの中で、”ミニマリスト本を読む”というのを挙げている。

ミニマリスト生活を始めて丸5年が経ったので、もう一度改めて、文献にあたりたいと思った。
新しく手にしたいものもあるが、むしろ再読を取り上げたいとも思っている。
ミニマリスト生活に着手したころと、5年経った今とでは、
受け取り方も変わっているのではないか?と。
なお、100のチェックリストの達成項目としては、11個目なので、
ナンバリングは以降も統一しておこうと思っている。

# 印象深かった「スマートサイジング」を再読した
ここ最近は、コロナの影響もあって、読書量が増えている。
そこでまず、「スマートサイジング」を手に取ってみた。

ワタシがミニマリスト生活を始めて、いろんな文献を手にしたが、
やはり独り身というか、個人で始めている人が多いように思った。
また、自身はミニマリスト生活にあこがれているが、
やはり、家族がいるとどうしても難しいというような声も聞いた。
事実、我が家においても、今はオカンと同居しているが、
もともとは、”モノを捨てきれない、もしくはいつかのために取っておく世代”の人なので、
対立をするというところまではいかないものの、折り合いがズレることは少なくない。

ちなみに、この本に登場するのは、アメリカのご夫婦である。
消費大国・アメリカにあって、モノに囲まれた「大きな」生活を実現する為に、
借金で買い物を繰り返していたが、返済のために働く人生にふと疑問を感じるご夫婦。
そこで、共同で生活をダウンサイジングし、スマートな暮らしを手に入れていく。
そう。奥様が記してはいるが、これは紛れもなく共同作業なのである。
一緒にいると、意見の合わないこともしばしば。
二人がぶつかり合い、和解し、共感していく様子は、
あまり他の本には見られなかったので、個人的には新鮮味があった。

また、著者が自身の「パッション」を見出したのが、「執筆」であったのも然り。
これは、「ワタシの物語」であるのかもしれないと思えて、
著者の心の変遷に、自身を重ねながらの再読であった。

自分の「時間」を投げうってまで、お金を得るのか?
その「時間」を取り戻すには、負のループを断ち切らなければいけないのではないか?
そして、取り戻した「時間」で、自分は何がしたいのか?
そう。
個人サイト・「全身表現舎キワダチ」に至るプロセスを確認できるようで、
最初とはまた異なる読後感を得ることが出来た。

愛すべきは、お金やモノではなく、「LIFE」であるのだ。
生活であり、命であり、人生である。
まさに、包括的な「LIFE」であるのだ。

# Outro
この本のレビューを見ると、引用が多いとの声が多かった。
(まぁ、確かに。。。)
ただ、その中でも、きっと読者に響くものがあると思われる。
最後に、おひとつ、ワタシの印象に残ったものを。

しあわせの道など存在しない。
しあわせとは、それを追求するときの道のりそのものなのだ。

ABOUT ME
ヤマバヤシ タカシ
大阪府堺市出身・在住。オーバーワーク気味の社会人生活の中で、うつ病を経験。生き方を変えようと、2014年10月よりミニマリズムに傾倒。ミニマリスト/ブロガー/ランナー/介護職員