ギグ・エコノミーに関する本を読みまして、感じ入ることがあれこれありましたので。
ギグ・エコノミーとは?
インターネットを通じて単発の仕事を受発注する非正規労働によって成り立つ経済形態のこと。
gig(ギグ)とは本来ジャズの単発ライブ演奏を指した俗語であり、転用されて「単発の仕事」という意味で広く使われるようになり、総称して「ギグ・エコノミー」という用語が使われている。
配車サービスのウーバー(UBER)や宿泊施設を仲介するエアビーアンドビー(Airbnb)、便利屋サービスのタスクラビット等のギグ・エコノミーを成立させるためのプラットフォームを提供する会社も増えつつあり、専門的能力を持つ人間が組織に縛られることなく仕事を見つけるのを容易にすると同時に発注側のコスト引き下げにも役立つとの意見もあるが、企業労働者が保証されるさまざまな保護が受けられない側面もあり、警鐘を鳴らす者もいる。
いやいや、不勉強でした。^^;;
この本を読むまで、全く知りませんでした。
でも、これ、いい本でした。
「より良い仕事を得て、休みを増やして、理想の人生に向けた資金繰りを行うには?」
日本でも芽生えつつある、働き方や生き方のトレンドが提示されているように思います。
ミニマリスト的思考にも通ずるところがあるような、
だから惹かれるように一気に読んだんだと思います。
購入ではなくレンタルで。所有せずアクセスする、というね。
かくいうワタシも、大学を出てからは正社員として働いてきました。
ただ一方で、バブルがはじけて、いわゆる就職氷河期のはしりの時期でもありましたので、
日本的経営システム、いわゆる終身雇用や年功序列の崩壊などと言われておりました。
そう、社会に出る頃から、働き方に始まる生き方を問われていたんだと思います。
ただ、長らく日本の経済発展を支えてきたシステムでもありますので、
崩壊とは言われてはいたものの、即座に変化があるか?と言われると、さにあらずでして。
何だかんだ言いながら、転勤しない地域限定社員として働き方を変えたのは、
ここ、3年くらいのもんですからね。
そんなワタシには、目から鱗な本でした。
自分自身を「多角化」してみる。
果たして、ワタシは何者で、何者になりたいんでしょう?
江崎グリコで働きながら、ミニマリストブロガーになろうとしていて、
これまでの人生の中で、夢中になったのは何だったのだろう?と、
これまでの歩みに想いを馳せてみたり。
この一冊の本から得た知見の大きさと、
これからの人生に対峙する姿勢というか覚悟のようなものを、
いや、まだ読んだばかりなんですけどね。(笑)
興奮を覚えましたので、ブログにしています。
ただ、新たな貧困を生み出すタネとも言われており、
制度そのものもそうですが、
もう少し議論がなされていくのだと思われますね。
もっと若いうちに読めば良かった。^^;;
まぁ、この歳からでも遅くはないですね。
人生が100年とするならば、まだ半分も生きなければいけませんので。