ボーナス支給を控え、近頃はお金のことばかり考え中。^^;;クレジットカードを使わず、デビットカードをメインとした暮らしに移行しようと思っています。
ヤマバヤシ タカシ
或る中高年ミニマリストは考えた
宮部みゆきと、原田マハ。
ワタシの中では、ハズレのない作家と言える。
特に、宮部みゆき作品の、読み終えた後の満足感は、すごいものがある。
ワタシは何気に、この「杉村三郎シリーズ」がお気に入りである。
もちろん、前の3部作も読んだが、どれも良かったと思う。
この「希望荘」は、単行本のころから目をつけていたが、
まずは3部作を読んでからと思っていたら、うまい具合に文庫化された。^^;;
ただ、この3部作、いずれも長い!(笑)
そう思っていたら、今作は中編集なので、少し安堵した。
ただ。
著者自身もインタビューで述べていたが、杉村三郎シリーズは、
まさに本作から始まるのだと言って良い出来栄えであった。
あの3部作が、プロローグというのもすごいけど。^^;;
さて、杉村三郎は、私立探偵になったのだが、
扱う事件も、のっけから大事件!というわけではない。
ただ、小さいから悩みも小さいというわけでもない。
そう、このあたりが、このシリーズの魅力なのだと思う。
そして、著者も、恐らく杉村三郎が好きなんだろうと思えるほどに、
事件も、徐々に慣らし運転であるかのように思えてくる。^^;;
なんというか、著者の愛情のようなものまで込められている、
そんなシリーズなので、魅力的なのは言わずもがなと言えるだろう。
あと、個人的には、この杉村三郎の、イラストである。
こんな顔、してるんやろなぁというのが、何ともツボなのである。(笑)
新作も出ているのでそそられるが、当面は積ん読を何とかしようと思う。
(文庫化されたら、即買いすると思われ。)
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