実にいい本に出会った!伊藤嘉明・著「差異力」を読んでみた。
ヤマバヤシ タカシ
或る中高年ミニマリストは考えた
思わず、会社四季報かと思ったほど。600ページくらいあるし。。。^^;;
”週に4時間しか働かずに、暮らして行くことが出来たなら。”
著者の実体験に基づきながら、具体的な行動まで書かれていて、
いや、単純に読み物としても楽しめる本である。
ワタシにはこの通りは出来ないが、ポイントは以下の通り。
1.仕事を重要なことに制限すると、仕事時間が短くなる(パレートの法則)
2.仕事時間を短くすると、仕事が重要なことに制限される。支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。(パーキンソンの法則)
ワタシ自身、かつてはワーカーホリックであった。
そのまま身体を壊して鬱になって、ミニマリストになることで、“脱出”した。
ここに来て、仕事に対する意識もかなり変わったと自認していたが、
流石にここまでは、と思い知らされた。(^^;;
ただ、この本はノンフィクションなのである。
振り切ろうとすれば、ここまで行ける!ということだ。
「ワタシはどこまで行きたいのだろう?」
そんなことを思い描いてしまう。
いわゆる時間管理とは一線を画すると言えるが、
自分に落とし込んで、取り入れられることにも富んでいる一冊。
たまにこういう、アメリカンな文体が欲しくなる時があるのだ。(笑)