10のエッセンスに「家族」を入れてみました。歳を重ねるにつけ、やはり愛おしい存在です。

ヤマバヤシ タカシ
19の春の(一浪後)、大学進学を機に、一人暮らしを始めました。
生まれたところを遠く離れるということに、
あの頃は、なんとも言えない、憧れがありましたね。
大学時代を過ごした神戸を皮切りに、就職後の転勤と、
果ては転職に、技術専門校通いなどを繰り返しまして、
四半世紀経ちました44歳の時に、堺市の実家に戻りました。
2014年10月のことでした。
久しぶりに家族と暮らせると思ったら、
父と弟は、施設に入ることになってしまいました。
弟は元々障害者ですし、良い条件の施設に会えましたので、
まずは良かったと言えばのですが、
父はというと、認知症が進み、他の病気もありましたのでね。
母の介護疲れというのもありまして、今の施設にお世話になることにしました。
幸か不幸か、ワタシも休職しておりましたので、ね。
ヘルパーの方と相談させていただきながら、
施設の申し込みや打ち合わせに時間を取ることができました。
今にして思えば、良かったのだと思うことにしています。
まさにニッポンの高齢化社会!わかるやすい縮図と言えますね。
というわけで、現在はオカンと二人で暮らしています。
オカンも、父や弟の世話から、ようやく解放され、
歳は取りましたので、もちろん衰えはありますが、
一方で、一時期より元気なようにも見えます。
かの日の憧憬は、今となっては、もう昔。
此の期に及んでは、残り限られた家族時間というものを、
大事に過ごしたいと思うようになりましたね。
もっと早くにと思うのは、わがまま、でしょうか?
でも、悔いを残すのもイヤですので。
まぁ、どこまでいっても、悔いなしってことにはなりませんが。
人生の大事ごとを考える上で、やはりルーツでもありますのでね。
家族を外すわけには参りません。
自分時間もさることながら、家族時間も実りのあるものにすることが、
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