もっと早く読んでおくべきだった。。。深夜特急ノート・「旅する力」を読了。
紀行文のようなもので、評価の高いものは?と思い、調べたら、
「深夜特急」が色あせない名作として紹介されているのを、よく目にする。
「深夜特急」も、”沢木耕太郎”も、実はよく知らなかった。。。(不勉強。。。)
現在、”2019年 100のチェックリスト”の作成が大詰めであり、
”「深夜特急」を読む”というのも、すでにリストアップしているが、
そんな中、この「旅する力」を見つけ、予行演習よろしく、読んでみた。
もっと早く読みたかった。。。というのが、読後のファーストインプレッションであった。
すぐにでも、「深夜特急」全6巻を揃えたい衝動にも駆られたが、
まずは、”積ん読”を片付けようと、ひとまず冷静になった。^^;;
旅には適齢期というものがあるのかもしれない。
こう言われて、ドキリとしてしまった。。。
深夜特急当時の作者は26歳で、ワタシはもうすぐ、48歳。。。
もう、26歳の旅は出来ないか。。。後悔先に立たず、である。
時に、出口さんのキーワードに、「人・本・旅」というのがあるが、
ワタシはついぞ、旅に出るということが今までなく、来てしまっている。。。
「人・本・旅」か。なるほど!ストンと落ちました。暖かくなるとのことですし、動き出すとしますか。
焦りにも似た感情が、旅への憧れをますます募らせるのだが、
他方、家族の介護もあり、そう簡単にいかないところがもどかしい。。。
とはいえ、たとえ近場でも、暮らしの中に「旅」は入れていきたいとは思っている。
ただ。
「48歳の旅」なら、まだまだできるのだからと、思い直すことにした。
また、”旅は自分の力不足を教えてくれるもの”、なんだとか。
そう、自分の背丈を示してくれるものでもあるのだ、と。
26歳にこだわらず、年齢に見合った背丈で入れているのかどうか。
日常ではなかなか知り得ない、それこそ旅にあって、気づかされることでもある。
もっと早く読んでおけばよかったのかもしれないが、
むしろ今回、出会えてよかったと思っている。
ここ最近の、晩夏の読書は、当たりが多いように思う。
そう。
「旅」のみならず、「本」もまた、自己成長を促してくれるのだった。
終わりに近づくにつれ、終わらないで欲しいと思えた、そんな一冊である。
「深夜特急」本編が、ますます楽しみになって来た。
(まずは積ん読を、なんとかしないと。。。)