働き方について、以前より考えるようになった。
大学を出て、正社員として働いて、
いくつか会社は変わったけど、ずっと長時間労働を行なってきた。
(もちろん、ワタシの要領の悪さにも一因はあるが。)
大卒後の最初の10年は、馬力が効くというか、
”若さ”でどうにかなっていたと思う。
ただ、それも歳を重ねるにつけ、やはりしんどくなってくる。
そして、これが最も厄介だと思うのは、あまり自覚症状はなく、
蓄積したダメージは、ある日突然、襲いかかってくる。。。
いや、異変はあったのだとは思うが、何とかなるとでも思えたし、
周りもそうなんだからという、妙な安心感?もあったのか、
結局、倒れて、止まることを余儀無くされるまで、麻痺でもしていたようだった。
今の会社で、休職を余儀なくされ、一度復職するも、
もはや、今までのような”働き方”ができなくなっていた。
自身のコンディションの事もあったが、家族の介護といった問題もあり、
ワタシは正社員という働き方を辞め、地域限定社員となった。
2014年の10月の、ミニマリストを志した頃の話である。
収入面や、出世昇進などの社内競争、もしくは評価といった、
どこかで心の拠り所としていたものと距離をおくと言うこと。
正直言って、最初はかなり抵抗があった。(今も、時々)
せっかく大学まで出て、これっぽっちの給与かよ?と思う事もしばしば。
ただ、これは負け惜しみでもなんでもなく、
心の平安というか、心の平静さについては、
かつてないほど、今は落ち着いている。
収入は減ったものの、支出も相当減ったので、(ミニマリストなので)
実は、以前より余裕がないわけでもない。
また、自由な時間が増えたことが、実は何より大きいと思っている。
あと、家族の近くに居れる事が、こんなに安心出来るとは思いもしなかった。
離れて暮らしていた時期が長かったことや、高齢化に伴う介護の必要性もあるが、
あながち間違った決断ではなかったのだと、思うようにしているし、思えている。
ただ、どこかで何となく。
ワタシを含め、親もどんどん歳を取り、そして、誰もいなくなった時に、
今のまま、という事もあるまい、と考えずにはいられない。
心おだやかに過ごす一方、これからのことに想いを馳せている時、
愛用している家計簿アプリ・マネーフォワードで、こんな記事が目に止まった。
https://moneyforward.com/media/hobby/55752/
”単価を2倍にして、働く時間を半分にする。”
正直言って、この発想は無かった。^^;;
興味深いと思い、この本を手に取った。
とにかく、よくある自己啓発の類の本ではない。
ここまで振り切れるかどうかは兎も角として、痛快さすら感じて読み終えた。
人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える。
二つ目は住む場所を変える。
三つめは付き合う人を変える。
この三つでしか人間は変わらない。最も無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。
日常に文句ばっかり言ってるなら、とりあえず行動に移せ!
的を得ている。そう思った。
また、先の三つの方法について、
ワタシも時間の配分を大きく変えた。(つもり)
住む場所も、転勤とともに転々としていたが、実家に戻った。
付き合う人は・・・ここはまだ未着手かと。^^;;
ただ、これから先、である。
決意を新たにすることが無意味だとすれば、やはり行動に移さないと。
そう遠くない将来に、ワタシは更なる生き方の転換を迫られる。
その時、ワタシは、どうなっていたいだろう?
この著者のような生き方が、したいわけではないが、
どこかで心惹かれるものがあるのも事実である。
ブロガーとしてどうありたいのか、働き方はこれでいいのか。
はたまた、家や家族はどうするのか、などなど。
恥ずかしながら、現時点で答えはない。
ただ、サラリーマンの延長でフリーランスになるというのは、
とかくビビリがちな私にとって、(ちょい)救いかもしれない。^^;;
そして、ワタシの好きなことは、あるいは自身の得意なことは何か?
(著者は、得意で稼ぐことを推奨している。)
いやいや、まだまだ未着手なことが多い。。。
と、ここで決意を新たに!では、ダメなのだ。
具体的に行動に移さないといけないのだろう。
お恥ずかしいが、まだまだ全然足りていない。^^;;
今はまだ、決意を新たにレベルだが、まずはGTDよろしく、
頭の中のモヤモヤを吐き出すように書き出してみたい。
そして、何かアクションを起こしたいと考えている。
http://gtd-japan.jp
新しい働き方ということで、似た本は結構出回っているかもしれないが、
これぞまさに生きたお手本!とも言える書籍である。
ぜひ、一読をお勧めしたい。